6月13日の火曜日いかがお過ごしでしょうか。
ここ銀座は、ちょっと晴れてます。
ですが、夕方には雨がふってくる予報が出ております。
ご予約のお客様はお気をつけてお越しくださいませ。
ある晩、とあるお客様が、チェイサーで緑茶割とのご意向。
お連れ様がそれってチェイサーと言わない。とのご指摘。
そんなやり取りがございましたが、そもそもチェイサーって何?
調べてみると、チェイス(chase)は、追うとか追跡とかの意味ですので、
英語圏のところでは、チェイサー(chaser)と言いますと、アルコール度数の強い
お酒のあとに飲むもので、特に決まりはなく、ビールでもお水でもコーヒーでも
全部チェイサーというらしいです。
しかし日本では、これはあくまで私の見解ですが、バーという文化が入ってきて、ウイスキーやらウォッカなど飲む際に、お水が豊富にあるので、そのお水で緩和したと考えられ、当時の有識者が英語でチェイサーと言っていたので、そのまま用いて、お水の事をチェイサーと呼ぶようになり、それが一般の方に広がり
チェイサー=お水になり、文化として定着したものと推定できます。
このお水ですが、これもお店によっては料金が発生しますのでご注意を。
ずっと前にイタリアンレストランで、「うちに無料のお水はない」と言って
相当議論になったケースもありますが、これもあと10年もすると
もはや常識になってしまうかもしれません。
例えば、お寿司屋さんで飲む「あがり=お茶」とか「がり=生姜」とか
これって全部無料とお考えの方と、料金が発生するとお考えの方と
何にも考えない方と、いろいろな考え方ができると思いますが、
事実は「タダ=無料」の食材はございません。ちゃんと生産者がいらっしゃって
一生懸命にお仕事をして生計を立てている商材です。
(某お寿司屋さんが、テレビ番組でお寿司屋さんには「り」のつく7つの無料が
あるんです!なんて言ったから、まともに番組を拝見した方は、きっと
「そうなんだ」と思ったことでしょう。)これがいけない。笑
よくよく考えますと、ファミリー向け飲食店にて備え付けのもので、「紅ショウガ」や「ネギ」などそのお店様で特徴を活かしてサービスを行っておりますが、これって恐らく必要経費という名のお客様への感謝の気持ちであると思いますが、昨今<迷惑動画>など、当たり前の域を通り超えて、遊びの道具にまでなっている始末。これでは生産者は泣きますよ。
しかしながら、この常識のサービスにも限界が訪れてくるかも知れません。
先日とある政府系の銀行に行った際に、いろいろな事業のお話をしたのですが、
お茶はサービスしないのですか?との問いに、思わずビックリしました。
天下の銀行員さんがお茶=「タダ」と思っている事態です。
えっとですね。とコンコンとご説明させていただきましたが、これでは日本茶は売れませんよ。
話がそれましたが、お茶、しょうが、お酢、お米、その他もろもろ、当然のように値上がりしておりますので、特にワサビです。一般的にはこれも「無料」との認識ですが、私どもの生のワサビは10年前の1.6倍です。
冷凍のワサビですら値段が上がりますので、恐らく考えないと「潰れます」
とある方が、ある有名お蕎麦屋さんに行ったら、ワサビがほんの少ししか付いてこなかったと、おっしゃっておりましたが、わたしからすれば、乗っているだけマシだとも言えます。恐らく本物をお使いでしょうから。
結論を申しますと、チェイサーという名の「がり」とか「あがり」とか
後追いで注文をいただく文化になるやも知れません。料金の明確さの元で。
そうなる前に、何も考えず今ある文化を楽しんだ方が良いのかも知れません。
この「常識」が「非常識」になる前に。なんて 笑
ちょっと長くなり失礼いたしました!
本日も宜しくお願い申し上げます!!