このコーナーはご来店した方々のご質問にお答えさせて頂いたものをまとめたものです。 (常時更新してまいります)

Q なぜ日本酒を徳利に入れる際に、少しの量を入れ回してから入れるのですか。

 

A これは徳利にその日本酒をなじませてから注ぐことにより、より一層その

  お酒を味わうことができるからです。

 

  とある造り酒屋の方から教えていただきそれ以来、調理場で注ぐ時も

  カウンター席で注ぐ時も必ず、同一行為で美味しく注いでおります。

  

  せっかく心を込めて御造りした日本酒を、エンドユーザーに届けるべく

  我々(飲食店)が台無しにしてしまったら、どうしょうもないので、

  無駄を覚悟でご用意いたしております。

 (とはいっても無駄ではなく、皆で味見をいたしております。笑)

 

 

Q なぜ魚の種類しか言わないのですか?

 

A 良い質問でね~。

 

  結果的には、産地で召し上がってもらいたくないのです。

 

  例えば・・・「大間のマグロです!」とか「氷見のぶりです!」とか

  数多くのブランドが日本には存在しております。

  

  本来ブランディング的に言えば、名前で召し上がっていただく方が

  日本人にはとても効果的です。(というか楽です)

  例えば売り上げナンバー1とか何万部突破!など。。。

 

  しかしながら、わたくしはあえていばらの道とは言いませんが

  自信をもってお作りして、「美味しかったけど、どこの?」って

  質問があった際に、「どこどこの産地でこのようになっているんです」と

  お答えしたいものです。

 

  カッコよく言えば、「お寿司で会話しているわけです」

 

  とは言え、産地がまず知りたい!っていうお客様にはお伝えしますので

  何なりとおっしゃってください。頑固じじいではございません。笑

 

  

Q1 お酢は2種類あるのですがどのように使い分けているのですか?

       (酒粕酢と米酢)

 

A  え~よくあるご質問ですが、やはりそのさかなの状態に合わせて

          変えております。

   特に酢じめ商品です。非常に変化しやすいものですからその時々で

           変更致しております。

 

 

 

Q2 お寿司の食べ方(箸で?素手で?)はございますか?

 

A  わたくしは、結論から言えばどちらでも良いと思います。元々屋台で営業しているころ(江戸中期)はおにぎりのように大きくしかも野外での食事だったので、箸よりも合理的に手でたべていたようです。そこから、店舗になり着席型になると必然的に箸が出てきて寿司も小さくなっていきました。そして現在へと続きます。時の流れで素手で召し上がっていた方とそうでない方といらしゃいます。だた味わい方が若干ですが違うと思います。

例えば・・・おにぎり、ハンバーガー、などの大半の方が素手で召し上がっているものは、明らかに箸よりは素手の方が軍配が上がると思います。その中での寿司の位置は?・・・・

 

 

*なんとなく詳しく書くと・・・屋台でのお寿司が大きい時に1貫(通貨)は1個でした。その後店舗になりその大きいものを2個に分けて食べやすくした。そして(戦後)、握りのを整えるために小さいものを2個握るようになったので名残りで1貫は2個という事になっていった。今だにご年配の方は2個だと思っている。

 

 

 

Q3 お寿司の食べ方2(ネタ、タネは下?上?右?左?)は?

 

A  これも結論から言いますと、どのように召し上がっても良いと思います。

色々な召し上がり方があるとは思いますが・・・でももしよければ魚を下にして召し上がってみてはいかがでしょうか?そのお客様の舌と噛み具合で違う結果が出ます。というか全然違います。でもそのことは強制ではございませんので、あくまでも一例として捉えていただけたら幸いです。

 

 

 

 

Q4 産地にはこだわりがあるのですか?

 

A  答えはございます。ただ、魚は動くものですからずっと良いわけではございませんし、条件が合わなければ全部がうまくいきません。言ってみますと個体差です。すべての魚貝類、まぐろからホタテまで個体差です。2度と同じ物にはございません。が・・・その中でもここの漁場のものはいつも良いなどの安心感があるのは確かですので、答えはありです。

 

 

 

Q5 お醤油はつけてはいけないの?

 

A  どうぞ!ご使用ください。

と言うのもお店では巻物の時にしか準備いたしておりません。なぜならばこちら側でお寿司にお醤油を塗ってご用意しております。(魚によってお醤油を変えております)それでも少しつけたい!また、自分でつけたい!などのご要望の方は、お申し付けください!お召し上がりになるのはお客様ですので、その事により美味しさが(味わい方)変わり満足度が上がるのであれば尚更です。

ちなみに、初めから置かないのはケチっている訳ではなく(笑)使わないからもったいないとのご指摘があまりに多いことから準備をやめました。

 

 

Q6 予約は必要ですか?

 

A  イエスかノーかというとイエスです。なぜかと言いますとお越しになる意思表示はとても重要でその方に準備をしようと毎朝考えますので、同じものでも当然ながらより良い品物でご用意いたします。(わざわざご連絡、ご予定をいただいているので当然ですが・・・・)

 

 

 

Q7 雲丹に海苔は巻くのですか?

 

A  イエス、ノー。 

これは時期によって異なり、特に夏場はウニの季節となり海水で流通している美味しいウニが登場いたします。このウニの出来栄えと言うか質によって変わります。すべてのウニが海苔が良いとは限りませんし、海苔が合わないとも限りません。お任せしていただければ、当日の状態に合わせますが・・・・

ご自身の中で<いや俺は・・・・>という方はおっしゃってください!

お好きなように仕立てます!

 

 

Q8  時より握り方を変えていますが、なぜでしょうか?

 

A  さすが!変えております。

ちなみにですが・・・一貫目(当店は烏賊になることがほとんどです)で、お客様がどのようにお召し上がるのかを拝見させていただき握りは変えております。

例えば、お箸でお召し上がりなのか?素手でお召し上がりなのか?

これだけでも、まったく違うと思いますし、またお箸が苦手かどうかで

握りを硬くする場合がございます。

 

見られている!!ではなくて、お客様にあった商品を作るのが私の仕事なので

お客様のクセが良い悪いではなく、特徴に合わせて仕事をさせていただければ幸いです。せっかくカウンターでお召し上がりなんですから・・・・